対象機器:赤外線機能搭載カメラ全般
■ 主な症状
・映像全体が白くなる、または霧がかかったように見える
・被写体の輪郭がぼやけ、何が映っているか判別できない
・モノクロ映像の中に、均一な水玉模様のようなものが映り込む
■ 発生の原因
・赤外線の乱反射:壁・天井・ガラス、またはレンズカバーの汚れに光が反射し、カメラに戻っている
・赤外線の拡散・減衰:撮影対象が遠すぎる、または開けた空間で光が戻ってこない環境
・複合要因:上記の現象が組み合わさって発生している可能性があります
■ 対策
1.レンズ・ドームカバーの清掃
カメラ表面に以下の付着物があると、赤外線が乱反射し、視界を白く遮る
対象: 水滴、結露、埃、指紋、油膜 など
方法: 乾いた柔らかい布で、傷をつけないよう丁寧に拭き取ってください
2.設置位置・角度の調整(重要)
赤外線は至近距離の反射物に敏感に反応します。
以下の「白飛びしやすい環境」を確認し、微調整を行ってください
3.レンズ周りの「遮光ゴム」がカバーに密着しているか確認
部品が正常に取り付けられていないと乱反射の原因となります
4.電源の再投入(再起動)
一時的なソフトウェアの制御不良が疑われる場合に有効です
◆白飛びが発生しやすい環境例
高反射物の写り込み
画角内に白色の壁、光沢面、金属、ガラス、鏡などが存在する
近接反射
カメラの周囲1m以内に、赤外線を強く反射する面(壁・天井・柱)がある
照射光の滞留
屋内の角部など、閉ざされた狭い空間で赤外線が集中・反復反射している
設置角度のミスマッチ
カメラが水平に近い角度で設置されており、空間への拡散・減衰が不十分
ドーム内部の干渉
ドームカバーに付着した汚れや傷、または構造上の隙間により、
カバー内で赤外線が乱反射している
◆対処方法
・カメラ角度をやや下向きに調整する
・反射面を正面に捉えないよう設置方向を変更する
※わずかな角度調整でも、反射の影響は大きく軽減されます
💡 イメージ解説
鏡に向かって懐中電灯を正面から照らすと、反射で目が眩んで周囲が見えなくなります
これと同じで、少し角度をズラして照らすだけで、反射光の直撃を防ぎ、本来見たい場所が鮮明に映るようになります。