対象機器:ネットワークレコーダ
製品仕様書やレコーダ設定項目などに記載の用語についての説明
◆レコーダー用語 サンプルモデル:JS-RW5032A
分類 仕様 ■説明
ビデオ入力 32ch 最大32台までのネットワークカメラを接続可能。
対応カメラプロトコル JSS, IPカメラとレコーダー間で映像・音声・制御信号をやり取りするための基本プロトコル。
ONVIF(Profile S, ver22.12) JSS(独自プロトコル)と、ONVIF互換(Profile S ver22.12)に対応。
JSSプロトコル+対応カメラの利点:品質・安定性・双方向性・簡易性
・独自規格による高品質・高機能なカメラ管理。H.265接続にも対応。
・レコーダーを通してカメラの機能(各種設定変更・アラーム・音声機能等)をフルに活用できる。
・DirectIPによる「プラグ・トゥ・プレイ(挿せば映る)」の簡単なカメラ登録を実現。
ONVIF互換接続はProfileT(H.265)には対応していないことに注意。
また、ONVIF互換は「カメラが送り出している映像等の情報を受け取っている 」という性質上、
レコーダーとの双方向性に乏しい。設定変更は限定的・カメラへのアラームや音声出力は不可。
※ONVIFとは『Open Network Video Interface Forum』 の略称。
ネットワークカメラの国際的な標準規格 を定め、メーカーが違っても接続できる共通規格として運用。
互換性を重視し、最低限の機能(映像取得・録画・再生など)を統一。
つまり、「異なるメーカー間で最低限使える共通プロトコル」となり、メーカー独自の仕様・機能は使用できない事が多い。
ビデオ出力 HDMI (Ver.2.0)×1 HDMI 2.0/4K(3840×2160)@60Hz, フルHD(1920×1080)@240Hz, 伝送速度:18.0Gbps対応
HDMI (Ver.1.4b)×1 HDMI 1.4b/4K(3840×2160)@30Hz, フルHD(1920×1080)@120Hz 伝送速度:10.2Gbps対応
基本的にメインモニタとしてはHDMI2.0を用い、1.4bのポートはサブ的に運用することを想定。
※監視用としては基本的に30コマ上限の為、画面の更新頻度(リフレッシュレート(Hz)についてはほとんど影響なし。
安定した動作・映像出力と伝送速度が要求され、機器の仕様はこれを十分満たすものである。
最大入力処理能力 370Mbps (90+230+50) レコーダーが一度に実行できる入力処理の総和。(合計370Mbps)
(ライブ+録画+遠隔) ・90Mbps → ①ライブ監視処理(モニター出力用)
・230Mbps → ②録画処理(HDDへの書き込み帯域)
・50Mbps → ③遠隔監視処理(PC・スマートフォン等のリモートクライアントへの配信帯域)
記録するというレコーダーと言う機器の意義上、3つの内、最も重要なのは「②録画処理」。
スペックを越えた設定や運用を行うと、処理抜けやコマ落ちが発生する可能性あり。
ディスプレイ解像度 HDMI: 3840×2160, 1920×1200, 1920×1080, レコーダーの対応解像度。一部PCモニタなど(1366×768, 1440×900)では表示できない可能性あり。
1680×1050, 1600×1200 特に、現場のテレビや古いモニタなどを活かそうとする状況では注意が必要。
最大ディスプレイ速度 最大960ips 1chあたり最大30コマ(ips) x 32chの為、処理限界は最大960ips。
最大ディスプレイ処理能力 90Mbps 上記入力最大処理能力の通り、ライブ監視に使用できる帯域幅は90Mbpsまで。
480ips@フルHD, 120ips@UHD また、機器の処理上、モニタ表示が1080P(フルHD)では最大480ips、UHD(4K)では最大120ipsとなる。
最大処理能力 230Mbps, 960ips@UHD 同様に、録画再生に使用できる帯域幅は230Mbpsまで。
こちらはUHD(4K)でも最大は960ipsとなる。(30ips x32ch)
※上記いずれも仕様上の「最大」(理論値)での取り扱い。実際の運用により、数値は変化する可能性あり。
最大録画解像度 12MP (ネットワークカメラによる) 弊社カメラの最大解像度は現行品(2025.9時点)で8.6MPの為、対応可能。◆レコーダー用語 サンプルモデル:JS-RW5032A
分類 仕様 ■説明
画像圧縮方式 H.265, H.264 H.265(HEVC):圧縮効率が高く、同じ画質ならデータ量をH.264の「約半分」にできるという圧倒的なメリットあり。
同容量比で単純に録画可能時間が2倍に伸びる・通信帯域の負荷が下がる・ネットワーク転送に有利など、利点は多い。
弊社カメラとの組み合わせではJSSプロトコルにて積極的に取り入れられている。
H.264(MPEG-4):監視カメラで最も普及している圧縮方式で、互換性と安定性が強い。
H.265と比較して圧縮率が低くデータ量が大きくなりがちだが、信頼性の高い圧縮形式。
ONVIF ProfileSにて採用されており、Onvif互換運用時の想定プロファイル。
録画モード タイムラプス タイムラプス:いわゆる「時間指定録画」、24時間連続ならば「常時録画」に該当する。
イベント 映像の状態に関わらずベタ撮りを行うため、連続性が高いが、性質上 容量の消費が激しくなる傾向あり。
プリイベント イベント:いわゆる「モーション録画」「センサー録画」など、各種「イベント」に反応して録画を行う際に指定。
パニック 必要な時のみ録画を行うため容量の節約になるほか、普段は低画質の「タイムラプス録画」、
侵入者検知時のみ高画質の「イベント録画」、という使い分けも可能。
プリイベント:上記のようなイベントが発生する「数秒前から」録画を残すという録画方法。
ドアを開けた際にセンサーが反応するようにしておき、「ドアを開ける直前からの録画を残す」などの、
ややテクニカルな運用が可能。事故・事件の証拠として想定する場合、特に有用。
パニック:いわゆる「緊急録画」。録画スケジュールやタイムラプス・イベントなどの指定をすべて無視して、
ワンタッチで事前に指定した設定にて優先録画を行う機能。「手動録画」ともいわれる。
文字通り、緊急時に設定を変更することなく「即座に録画」を行うことが可能。
性能 32ch synchronous playback 最大32chの映像を同時に再生可能。
検索モード タイムラプス (カレンダー日時指定) カレンダー:日付を指定して録画映像を呼び出し可能。
イベントログ イベントログ:モーション検知などのイベントログから該当時刻を指定し、対応する映像を再生可能。
テキストイン テキストイン:POSレジなどのテキスト入力機器と連動している場合、入力内容に基づき関連映像を検索・再生可能。
サムネイル サムネイル:連続的に並んだ小さな画像から、任意のタイミング・時刻を選んで映像を再生可能。
HDD 容量 1台最大10TB / 20TB / 40TB / 60TB (最大) 各種容量は全て10TBHDD。構成により、10TB/20TB/40TB/60TBのモデルあり。RAID機能(後述)は20TB以上より対応。
USB記録装置 (USB HDD, USBメモリなど) USB外付けHDD/フラッシュメモリにて対応。特殊な機能のない、シンプルなタイプの外付けデバイスを用意すること。
バックアップ レコーダー上から外付けデバイスへのフォーマット機能は持っていない為、事前にPCにてFAT32を指定する必要あり。
RAID RAID 1 RAID1(ミラーリング)が可能。2台のHDDに同じデータを書き込むことで、データを安全に保存する録画方式。
対となっている片方のHDDが破損した際も、故障HDDを交換する事で健全なHDDよりデータが再構築(リビルド)され、
復旧を行う事が出来る仕組み。これにより、冗長性(片方が故障しても録画が止まらない)が確保される。
本体内蔵 PoE カメラポート Gigabit Ethernet (IP Camera)×16 機器背面の、直接カメラを接続できるPoEポート。16口。17台目以降は外部PoEハブなどを使用。各ポートが1GBps対応。
外部 Video ポート Gigabit Ethernet (Ext)×1 外部のPoEハブなどを接続するための、追加カメラ接続用の拡張ポート。1GBps対応。
クライアント接続ポート Gigabit Ethernet (Client)×1 遠隔監視を行う際に、ルータやPC等と接続するためのポート。1GBps対応。(転送速度は下記による)◆レコーダー用語 サンプルモデル:JS-RW5032A
分類 仕様 ■説明
転送速度 50Mbps 遠隔監視の転送速度の上限。レコーダーが外部にデータを吐き出すパイプの太さに該当する。
100Mbps (BRP Mode) そのため、1人あたり上限が50Mbpsではなく、レコーダー側から吐き出せる全データの上限が50Mbpsとなる。
その為1人2人の同時接続であれば十全に動作するものの、多人数の同時接続でも通信全体の帯域幅の上限50Mbpsを
利用者間で分け合うため、転送したいデータ量に対し通信速度が足りなくなるケースがある。
カクつきや接続不良・映像品質低下のおそれがあるため、利用人数・運用方法によっては注意や工夫が必要。
BRPモード:ディスプレーの設定画面にてBRPモードを有効化すると、本体のライブ監視を使用出来なくなる代わりに、
遠隔処理に本体の処理性能を集約し、最大100Mbpsまで遠隔接続に使用可能。実機でモニタを見ない現場にて、特に有用。
Boost Remote Performance(遠隔監視性能ブースト)モードの略。
PoE 電源供給能力 PoE (IEEE 802.3at Class 4) 16Ports PoE+(IEEE 802.3at Class 4)対応。最大16ポート(各ポート最大30W)に対応し、
200W 装置全体でのPoE給電能力は合計200Wが上限。
例えば…最大消費電力が10Wのカメラであれば、16ポートフルに接続が可能であるのに対し、
最大消費電力が15Wのカメラの場合は、12~3台には供給可能なものの、それ以上には電力量が足りず、
赤外線照射不良や起動不良等の原因となるため、外部PoEハブやPoEインジェクタ、ACアダプタ等を使用することで運用可能。
イベントアラーム Email (添付ファイル .cbf, .mp4) エラー・動体検知・センサー検知時等のイベント検知時に、画像や動画を添付したEメール通知、
コールバック (遠隔ソフトウェア) または遠隔ソフトウェアへのコールバック通知が可能。
レコーダー本体のEメール送信設定(SMTPサーバー設定)が必須となるが、指定のメールアドレスへ
通知が行えるため、機器トラブルや不審者・侵入者等の早期発見に役立てることが可能。
オーディオ入力/出力 Local (NVR): 1RCA / 1RCA + 2HDMI レコーダー背面のRCA端子による音声入出力に対応。さらに、HDMI接続モニタの内蔵スピーカーからも音声出力が可能。
IP Camera: 32 / 32 (カメラによる) また、登録されたIPカメラが音声入出力対応の場合、レコーダーと連動した動作が可能。(最大32ch)
※カメラへの出力側の動作はJSSプロトコルでの登録時限定。(ONVIF互換ではカメラ側の音声出力の利用不可)
アラーム入力 4TTL, NC/NO Programmable 入力方式:TTLレベル、4系統、NC/NO切替可能、しきい値 2.3V(NC)/0.3V(NO)、DC5V
2.4V(NC) or 0.3V(NO) threshold TTLレベル(DC5V基準)の入力端子が4系統。ドアセンサーや赤外線センサーなどの外部センサーを直接接続可能。
DC5V NO(Normally Open/常時開):通常(0.3V)は開回路、異常時(0.3Vを上回る)に閉鎖。
IP Camera32 (カメラによる) NC(Normally Closed/常時閉):通常(2.3V)は閉回路、異常時(2.3Vを下回る)に開放。
想定接続:無電圧接点対応。外部のスイッチやリレーをそのまま接続可能。
※外部から電圧を印加しないこと(12V/24V信号はリレーで絶縁変換して使用)
TTLレベル(DC5V基準)=「0VならOFF」「電圧がかかればON」と判定する5V基準のデジタル信号規格の形式。
また、登録されたIPカメラの仕様に準拠したアラーム入力を、レコーダー本体と連動可能。(最大32ch)
アラーム出力 1 Relay (NC/NO) アラーム出力はリレー接点1系統を備え、NC(常時閉)/NO(常時開)いずれの動作にも対応可能。
2A@AC125V 接点容量はAC125Vで最大2A、DC30Vで最大1Aとなっており、外部サイレンやランプ等の制御が可能。
1A@DC30V また、登録されたIPカメラの仕様に準拠したアラーム出力を、レコーダー本体と連動可能。(最大32ch)
IP Camera32 (カメラによる) ※カメラへの出力側の動作はJSSプロトコルでの登録時限定。(ONVIF互換ではカメラ側のアラーム出力の利用不可)
接点容量とはこのアラーム出力がスイッチとして扱える電気の強さ の上限値。
上記仕様であれば125Vの交流機器をつなぐなら2アンペアまで/30Vの直流機器なら1アンペアまで。
容量を超える負荷を接続すると、接点が焼損・溶着してしまい、 故障や火災の原因になる恐れがあるため、
接点容量を超える機器を制御したい場合は、外部リレーやリレー付きの電源装置を間に入れて制御するのが安全。◆レコーダー用語 サンプルモデル:JS-RW5032A
分類 仕様 ■説明
アラームリセット入力 1TTL, Terminal Block 外部からデジタル信号を与えて、発報中のアラームを強制的にリセットするための入力。
使用例)ガソリンスタンドの給油機を上げた時にイベント録画・戻すとアラームリセットで録画解除、という使い方等。
TTL(Transistor-Transistor Logic)レベルの信号を使う入力で、通常は DC5V基準。アラーム入力の項を参照。
「0V → OFF(待機)」「約5V → ON(アラームリセット)」といったデジタル信号で動作。
ターミナルブロック:芯線のケーブルをねじ止めして、専用の端子に接続するタイプの端子台。
内蔵ブザー 有り イベント等や動作不良にあわせて、基板上の内部ブザーを発報する事が可能。
シリアルインターフェース RS232 (Terminal Block) ターミナルブロックでの接続にて、RS232やRS485のシリアル接続が可能。
RS485 (Terminal Block) また、外部の保存領域をeSATA経由で内蔵ストレージとして認識可能。
eSATA×4 PF-AW004-48(eSATA接続増設用ストレージユニット)等、運用にあわせて別途ストレージ機器を活用可能。
RS232:テキストインデバイスやUTM、電波時計などの外部装置との接続時に使用。(外部機器についてはサポート外)
RS485:主にPTZ制御に使用。ただし、基本的にPTZカメラについてはレコーダー上のOSD操作が可能。
USB端子 USB2.0×2, USB3.0×1 USB2.0(白ポート/標準速度)x2、USB3.0(青ポート/高速転送)x1。
USB2.0ポートは主にマウスに、USB3.0ポートはUSBメモリや外付けHDDの接続でのバックアップ等に使用。
外形寸法 約430(幅)×88(高)×412.8(奥)mm (突起物含まず) 同梱の専用ラックマウント金具を用いることで、EIA規格19インチラックに装着可能。
質量 約6,750g (HDD1個装着時) HDD1個は約700gのため、最大60TB(HDD6個装着時)は約10,000g(約10kg)程度まで重量が増大。
使用温度範囲 0℃~40℃ (湿度90%未満, 結露なし) 「0℃ ~ 40℃ 、かつ湿度90%までの環境ならば通常運用可能。ただし、結露していないことが条件。」という意味
温度そのものには問題がなくとも、機器内外の温度差により結露が発生した場合などは故障の原因となる場合あり。
冬季の寒冷地での運用や 猛暑日の収納ボックス内や直射日光の当たる室内など、範囲外となる運用は故障リスクあり。
電源/消費電力 AC100-240V, 50/60Hz, 2.0-4.0A / 360W 本体電源はACケーブルより取得。(AC100V家庭用~240V産業用電源に対応)
最大電力消費量は、カタログ上で360W。(内蔵HDDの数や動作状態等により、実消費量は変動あり。)