対象機器:アナログHDカメラ
製品仕様書やカメラ設定項目などに記載の用語についての説明
カメラ用語 サンプルモデル:JS-CA4040A
分類 仕様 ■説明
イメージセンサ 1/2.8インチ イメージセンサ(映像素子)の仕様。一般にCMOSとCCDがあるが、このカメラはCMOS。
5MP [5MP]というのはイメージセンサのスペック上の総画素数。1/2.8インチ≒6.46mmのセンサー。
CMOS センサ 5MP映像はサイズが4:3で4MP・1080P映像は16:9(ワイド)な為、表示画角や撮影範囲に差が生じる。
画像解像度 最大 2592 × 1944 計算すると約504万画素。製品仕様の[5MP]というのはここから。
総画素から「サイズを指定し綺麗な部分を四角く取り出している」部分が有効画素数に相当する。
走査方式 プログレッシブスキャン 一度に画像の全てを描画する形式。⇔インターレース(奇数列と偶数列に分けて順番に描画)
レンズ f=3.0~13.5mm f=3.0~13.5mm レンズの「焦点距離」 モータライズド(電動)バリフォーカルの為、レコーダー等から電気的に制御を行う。物理手段では調整不可。
F1.4~3.2 数値が低いほど広角レンズ(広範囲)、数値が高いほど望遠レンズ(狭い範囲を拡大)
DCオートアイリスレンズ ※固定焦点レンズならばfは固定。
F=1.4~3.2 F値(絞り値・明るさ)。数字が小さいほど光を多く取り込める(=明るい)。
また、被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなり背景がぼけやすい。
一般的な指標として[1.4=非常に明るい/2.0=標準的に明るい/4.0=暗所には不適]などが挙げられる。
DCオートアイリスレンズの為、画面の明るさに応じて自動で絞りを調節する。DCは直流駆動の事で、カメラの基板側が判断して、レンズを制御する。
画角 水平:約31~91度 レンズが捉えられる視界の角度。カメラを中心に見た時の、映った映像の端から端までの角度。
垂直:約23~66度 数字が小さい=狭い方がズーム(拡大時)の画角で、大きいほど広角(広範囲)。
対角:約38~120度 ちなみに、このカメラの場合は最大と最小の画角の差が縦横ともに2.9倍。つまり最大広角と最大望遠の倍率差は光学3倍相当。
最低被写体照度 カラー:0.13 lx @F1.4 lx(ルクス)は明るさの単位。指標は[晴天屋外=10,000lx/オフィス室内=400lx/月明かり=0.1lx程度]
白黒:0 lx (赤外線 LED 点灯時) 一般に、人の顔が判別できるには1~3lx程度の明るさが必要と言われている。
F=1.4の絞りで0.13lxあればカラー撮影可能。夜間で街灯の下くらいの明るさに該当。
白黒(夜間)モードでも、赤外線LED照射時は完全な暗闇でも撮影が可能。(0lx)
夜間モードでも、全く光や赤外線LEDの照射が無い暗闇の状況では撮影が出来ない。
ダイナミックレンジ 120dB (True WDR) 一度にセンサが判別可能な(最も暗い場所)と(最も明るい場所)の差を対数で示したもの。
この数値を広くとるのがいわゆるワイドダイナミックレンジという機能。
120dBは最大で100万倍の明暗差を一度に補正・撮影が可能ということ。
例)建物の出入り口付近で、外が白飛びしないようにしつつ、屋内の人物も暗くならないように撮影可能。
ちなみにTrueWDRは同フレーム(1枚の画像)の中で明るい部分・暗い部分をそれぞれ活かした画像を
同時に撮影し、機械上の合成で調整した映像を出力する機能。高性能・高負荷。
対して、D-WDRは1枚の画像をデジタル処理(明度・コントラスト調整)して表示。 簡易的・低負荷。
電子シャッター 自動/手動 (1/30 , 1/25 ~ 1/10,000) いわゆるシャッタースピード。1枚の画像を撮影するために、シャッターが開いてから閉じるまでの時間。
フリッカレス 数値が小さいほど短く、取り込む光の量が少ない=暗い画像となる。逆に、数値が大きいほど明るい。
1/30秒=光をたくさん取り込み、暗い場所でも明るく映りやすい。ただし、動く物はブレる可能性。
1/10000秒=光を一瞬だけ取り込みむため暗めの画像となるが、素早い被写体でもブレが少ない。
※特に1/30秒未満の遅めのシャッタースピードはスローシャッターと呼ばれる。
夜間撮影向きで、光量の少ない環境でも撮影環境改善が期待できる。
ただし、動く被写体(侵入者)や強い光(車など)による白飛びは苦手とするため、運用には注意が必要。
フリッカレスは蛍光灯等のちらつきを抑えるための設定。電気の周波数(東日本50Hz/西日本60Hz)と
シャッター速度と干渉してしまう場合、フリッカレスで照明と同期させることで軽減・回避が可能。
※ただし、LED照明などの場合は完全に消せない場合がある。あくまで軽減策として運用。◆カメラ用語 サンプルモデル:JS-CA4040A
分類 仕様 ■説明
デイ/ナイト機能 IRカットフィルタ (自動スイッチ) IRカットフィルターの自動切り替え機能。
IR(赤外線)カットフィルターはカラー撮影時は赤外線をカットして、自然な色再現を行うフィルター。
逆に夜間撮影時はフィルターを外し、赤外線を透過させて暗所でも撮影可能にする仕組み。
人間の目と違い、カメラ(イメージセンサー)上では赤外線(長い波長)をより多く受け取るため、
そのままの画像では全体が赤みがかって撮影される。この時、赤外線をカットするフィルターを
通すことで、人間が見ている色味に近いように映像の撮影が可能。
※「赤外線」という文言から混同されがちだが、カメラ本体の夜間撮影時の赤外線LEDとは無関係。
赤外線照射距離 最大 約30m 赤外線の照射可能距離。仕様書の30mは目安値で、環境や反射物・遮蔽物等により変動する可能性あり。
この射程内にある被写体に対し赤外線を照射し、反射した光をカメラが捉えることで、
光のない環境で夜間撮影が可能という仕組み。(人間の目が見える仕組みとほぼ同じ)
カメラの正面に白味の強い壁面や鏡・ガラスなど、光を反射しやすい素材がある場合、
戻ってくる赤外線の反射が強くなりすぎて、映り込みや白飛びが発生する場合がある為、注意が必要。
逆にこの範囲内に被写体が存在しない(高い位置から地面を撮る等)場合、赤外線が拡散してしまい、
白い泡や水玉のような映り込みが発生するため、反射物のない環境への設置に関しても注意が必要。
機能 オートゲインコントロール オートゲインコントロール(AGC):カメラを明るくするための増幅機能。オーディオで言うところのアンプ機能のようなもの。
ホワイトバランス (AUTO, マニュアル, プリセット) 映像と同時にノイズも増幅されるため、上げ過ぎは注意。
シャープネス ホワイトバランス:白を基準とした色味・色温度の調整。基本的には「オート」で運用可能。
DNR 環境により色味に違和感が出る場合に手動で補正をかけることで、実際の色味に近づけることが可能。
逆光補正 シャープネス:画像を「くっきり」させる機能。強すぎる補正の場合、しゃぎしゃぎした画像になる。
電子感度アップ 人の顔や車のナンバープレートなどの判断に際し、強めの設定を推奨するケースあり。JSS遠隔監視システムからの遠隔監視でのみ調整可能。
霧補正 デジタルノイズ除去 :デジタルノイズリダクション(除去)機能。夜間撮影時に適用。下記の通りの違いがあり、本機器では 3DNRを採用。(低/中/高)
プライバシーマスクゾーン 2DNR:その画像内で周囲と比較しノイズを補正する。動きにも対応できるが、文字がぼやける可能性あり。
動体検知 3DNR:連続撮影した前後の画像と比較し、ノイズを補正する。静止物には高精度な半面、素早い動きは苦手。
霧補正:白もやがかかるような被写体の際に、色味をすっきり補正する機能。
プライバシーマスク:撮影時、撮られたくないエリア(金庫や更衣所など)を指定し覆い隠すことが出来る機能。
動体検知:いわゆるモーションセンサー機能。指定したエリア内で、動きがあった物に反応する機能。◆カメラ用語 サンプルモデル:JS-CA4040A
分類 仕様 ■説明
映像出力 BNC BNC端子(同軸端子)1本から、各種映像信号を出力可能。以下は設定可能な信号形式と特色。
(AHD、TVI、CVBS) ・AHD:アナログ高画質(アナログHD)。アナログ方式でHD画質(本機器では1080p/4MP/5MP)を伝送できる規格。従来の同軸ケーブルを流用できる。
・TVI:アナログHD方式の一種。AHDと同様に同軸ケーブルで高解像度映像を伝送可能。基板の製造元により規格が異なっている。
・CVBS:従来のアナログ映像信号(NTSC方式など)=解像度はSD画質(約480p)等。最も古くからある方式。
AHD/TVIはそれぞれ対応しているレコーダー・機器でのみ使用可能 。CVBSはレコーダー以外の機器でも広く用いられており、互換性が高い。
オーディオ入出力 なし サポート無し。音声入出力に関してはレコーダーの機能を使用する必要あり。
内蔵マイク なし サポート無し。本体に内蔵マイクはついていない。
アラーム入出力 なし サポート無し。アラームの入出力に関してはレコーダーの機能を使用する必要あり。
使用温湿度範囲 -10℃ ~ +55℃ (湿度 ~90% 結露なきこと) 「-10℃ ~ +55℃ 、かつ湿度90%までの環境ならば通常運用可能。ただし、結露していないことが条件。」という意味
温度そのものには問題がなくとも、機器内外の温度差により結露が発生した場合などは故障の原因となる場合あり。
電源/消費電力 DC12V・0.55A/最大 約6.6W, ACアダプタもしくはDC電源変換装置を使用し、12V/0.55Aにて運用可能。最大消費電力は6.6W。(赤外線照射+電動バリフォーカル動作時等に最大化)
IP等級/IK等級 IP67/IK10 IP67(Ingress Protection)
6:防塵等級6(粉塵が内部に侵入しない完全防塵仕様)
7:防水等級7(1mの水中に最大30分間沈めても内部に浸水しない)
→ 屋外設置や粉塵環境でも安心。完全防水ではないため、水中での運用は不可。
IK10(Impact Protection)
耐衝撃保護等級の最高レベル。
20ジュールの衝撃(例:5kgの重りを40cmの高さから落下させる)に耐えられる。 破壊行為や落下物などに強い。